昨年の夏、金沢で開かれた日韓合同文学・環境学会シンポジウムの論文集が出版された。
生田省悟・村上清敏・結城正美編『<場所>の詩学』(藤原書店)
高銀、ゲイリー・スナイダーという二人の現代の大詩人をお迎えしての、大変に充実した集いだった。
「ゲイリー・スナイダーとアジア」と題するパネルでのぼくの発言も収録されている。
「<古き道>をしめす指先に」(pp.248-263)
これまでにあちこちで書いてきたことの語り直しにすぎないので、これ自体に特に新しさはない。すみません。スナイダーの詩作品の詳細な分析を、いずれは試みなくてはならないと思っている。