これから取り組もうと思っているあるプロジェクトの打ち合わせのために、ひさしぶりに古いともだちの小池桂一さんに会った。かつて史上最年少で手塚賞を受賞した天才漫画家。その寡作ぶりと完成度の高さは、すでに伝説。そして意識のトリップを一貫して追う作風には、熱狂的なファンがあちこちにいる。
まだ詳細を明かすわけにはいかないわれわれのプロジェクトは、たぶん来年の夏ごろまでにははっきりしてくると思うので気長に待ってもらうとして、うれしいのは彼が手みやげ代わりにくれた傑作『ウルトラヘヴン』のイタリア語訳と韓国語訳。さらにフランス語訳も、すでに発売されているそうだ。
おなじ絵、おなじ展開でも、字面がちがうだけでずいぶん雰囲気が変わる。ハングルが読めないのは残念だけど、イタリア語版をしばらく楽しむことにしたい。その驚くべき展開と緻密な絵が、これからも世界中にひろまっていくことはまちがいない。
ところできょうの音楽はÖykü-Berk のKismet。
http://oykuberkgurman.blogspot.com/
トルコ人兄妹のフラメンコのデュオ。でもトルコ語をぜんぜん知らないので、ファンクラブのブログを見ても何もわからなかった!