Saturday 24 December 2022

『天音』全文朗読会

 18日(日)、本屋B&Bにて古川日出男による長編詩『天音』全文朗読会が開催されました。想像を超えた熱、天の轟き、しかしあくまでも明るく軽く、冬至の季節をことほぐよい朗読となりました。

後半では古川に小島敬太とぼくが加わって、鼎談。詩と小説、歌と音楽をめぐって、楽しい会話を聴衆のみなさんとともに楽しむことができました。最後にはみなさんと『天音』の好きなところを同時に読むという、声の饗宴に。冬至(今年は22日)という一年でもっとも重要な一日を祝いつつ、現在の世界で起きているあらゆる出来事を一気に思い起こそうとする、貴重な機会でした。

このイベント、アーカイヴ視聴ができます。その場の雰囲気が十分に感じとれる映像記録となっています。よろしかったらぜひごらんください!

https://bookandbeer.com/event/bb221218a_tenon/

「朔太郎と歩く」作品展

 本日24日をもって閉幕したのが明治大学生田図書館Gallery ZEROにて開催されていた作品展「朔太郎と歩く」。暁方ミセイ、新井高子、小島敬太、田野倉康一、坪井秀人のみなさんをゲスト詩人とし、没後80年をむかえた萩原朔太郎の精神をよみがえらせるための企画でした。あいにく現在、図書館に外部の方が入れないのでじゅうぶんな告知もしませんでしたが、なかなかおもしろい展覧会になりました。作品のほとんどを収録した小冊子は、前橋文学館、世田谷文学館などでも入手可能です。

19日(月)には小島敬太とぼくとでミニ・コンサートを開催。朔太郎のいくつかの詩に曲をつけ、歌にしてみました。これはさらに作品数を増やして、いずれ多くの方に別のかたちで聞いていただきたいと思っています!