Friday 29 September 2023

書評いくつか

 6月16日に出した3冊。刊行から3ヶ月経った秋に、いくつかの場でとりあげていただきました。

「現代詩手帖」10月号ではアサノタカオさんによる3冊まとめての充実した書評「日々の変革をうながす読書哲学、歩行哲学」
「毎日新聞」9月23日の「今週の本棚」では永江朗さんによる『エレメンタル』紹介
「東京新聞」「中日新聞」9月28日ではコラム「大波小波」で「ベケット」氏による『エレメンタル』紹介「色あせぬ管啓次郎の批評」
みなさま、ありがとうございました。出版のすべてが現れては消えるうたかたになりがちな現在、少しでも本が岸辺の木や草によって、鯉や亀やマスクラットによって、救出されるのはほんとうにありがたいことです。
3冊、ぜひ手に取ってごらんください。

Wednesday 6 September 2023

「うたをつないで」

 朝日新聞夕刊で大岡信賞選考委員によるリレー連載がはじまりました。題して「うたをつないで 大岡信とことばの力」。第1回の拙文「避けられない時空への旅」、9月6日に掲載されました。やなぎみわさんによる宇宙的な挿絵がついています。ぜひ読んでみてください。デジタル版でも読めるようです。

Monday 4 September 2023

水牛のように

連載といえばウェブマガジン「水牛のように」の「図書館詩集」は11まで来ました。12でいちおう完結します。まずは読んでみてください。

https://suigyu.com/2023/09

コヨーテ歩き撮り

 ところで「けいそうビブリオフィル」(勁草書房)での連載「コヨーテ歩き撮り」はたんたんと続いています。月2回更新。ときどき覗いてみてください!

https://keisobiblio.com/2023/09/04/coyote185/?fbclid=IwAR3QInYUf3UJjeG4TLQVOpncD-OuuyRS5ZoPL4BpRFYy6AHoOmxatqi8Qc0

Sunday 3 September 2023

静岡へ

 8月24日(木)、詩人のさとう三千魚さんの呼びかけで、静岡市のHibari Booksで詩集『一週間、その他の小さな旅』の朗読会を開いていただきました。大変におしゃれな、よい品揃えの本屋さんで、コーヒーもおいしい。店の奥のちょうどいい大きさの空間がイベント会場になります。23名の聴衆のみなさんの参加で、2時間たっぷりぼくの詩を聴いていただくことができました。解説をはさみつつ、詩集全体の6割くらいは読めたと思います。

これでこの夏のイベントはおしまい。いろいろお骨折りいただいたさとうさん、Hibari Booksの大田原さん、近くの水曜文庫の市原さん、そしてご参加のみなさま、ほんとうにありがとうございました!

幕張にて

8月18日(金)、幕張の書店 Lighthouseで『本と貝殻』イベントを開催していただきました。版元であるコトニ社(ひとり出版社)の後藤さんとぼくの対談形式で、この本の背後を語りつくすという試み。現地参加のお客さんは5名でしたが、その物理的距離の近さもあってか、みなさんすごく真剣に話に耳をかたむけ、またそれぞれに関心をもつことについて話してくださいました。冗談ではなく、ぼく自身あまり経験がないくらい充実したイベントになりました。

品揃えのいい、気持ちのいい本屋さんです。レジ脇にさりげなくストラトキャスターがたてかけてあって、ミニアンプもあるライブ仕様(かどうかしらないけど)。また何度でもおじゃましたいところです。店主の関口さん、ありがとうございました!

(ところで幕張駅からLighthouseにむかう途中に、明らかに家族経営のコーヒー豆卸し問屋さんがありました。ここも充実。店頭で非常に安くおいしいコーヒーが飲めるので、おすすめです。)