Monday, 21 March 2011

葉珈琲

ぜんぜん知らなかったが、珈琲のふるさとエチオピアではコーヒー豆を焙煎して飲むのではなく、その青葉を飲むそうだ。

「朝取りのコーヒー青葉は、小さな臼と杵で突き潰す。広口の土器の壷に沸かした湯のなかで煮立てると、そこにショウガ、ニンニク、ミント、レモングラス、塩、そしてトウガラシ(多くは小さなミトゥミタが使われる)を加えていく。数分待ってから、乾燥したヤムの蔓を丸めて土器の口に詰め、ゆっくりと漉しながら、熱い緑の液体を小さな陶器のカップに注げば、できあがりである」
(重田眞義「エチオピアの赤いトウガラシ」in山本紀夫編著『トウガラシ讃歌』八坂書房)

これは飲んでみたい。