Wednesday 13 April 2016

4月23日は下北沢に

チェルノブイリの原発事故から30年。福島の事故後の日々、その教訓は生かされたのでしょうか。現在の視点からチェルノブイリと福島をむすんで考える夕べを企画しました。歴史社会学者の山内明美さん、ロシア・ポーランド文学者の沼野充義さんとの鼎談です。下北沢の本屋B&Bにて。ぜひいらしてください!

http://bookandbeer.com/event/20160423_chernobyl/


 

Thursday 7 April 2016

ル・クレジオ『ラガ』

フランスのノーベル賞作家J.M.G.ル・クレジオによるヴァヌアツ旅行記『ラガ 見えない大陸への接近』の、ぼくによる翻訳が刊行されました。岩波書店より。彼の著作の中では、アメリカ先住民論である『歌の祭り』の延長上に位置する作品です。ぜひごらんください!

Wednesday 6 April 2016

シアトルで

日本では年度の変わり目ですが、アメリカは学会シーズン。シアトルで開催されたAmerican Society for Environmental History の年次大会に参加しました。

ぼくは友人のアレックスが組織したセッション Post-Fukushima: Embedded Bodies in National Landscapes で発表。このセッション、以下の顔ぶれでした。

Chair and commentator: Julia Adeney Thomas (U of Notre Dame)

Alexander R. Bay (Chapman U) "Radiation Exposure and the Construction of gnorance in Fukushima"

Keijiro Suga (Meiji U) "On the Milky Way Railroad and Other Works after March 11, 2011"

William Johnston (Wesleyan U) "A Body in Fukushima"

ぼくは結局、3月に完成したばかりの古木洋平監督、赤阪友昭プロデュースの南相馬を舞台とする短編ドキュメンタリー『水の記憶、土の記憶』を上映し、言葉の部分を(まだ字幕がないので)同時通訳的にその場でナレーション。そしてわれわれの現在進行中のリワイルディング・プロジェクトとの関係を簡単に話しました。

聴衆は20人ほどでしたが、いずれも環境研究者、歴史学者ばかりで、反応は上々。古木さんのシネマトグラフィーの美しさにも感嘆の声がありました。この作品、まもなく英語版を準備する予定です。

「週刊朝日」4月15日号

「週刊朝日」に人類学者ブライン・フェイガンの『人類と家畜の世界史』(河出書房新社)の書評を書きました。犬、やぎ、羊、豚、牛、ろば、馬、らくだという8種類の動物に、いかに人間がお世話になってきたかをめぐる、きわめて興味深い本です。ごらんください。