2016年7月28日木曜日

Rewilding! 『あたらしい野生の地』へ

一昨年夏からのぼくのキーワードのひとつ、rewildingの着想のもとになったドキュメンタリー映画 The New Wilderness の日本語字幕版を制作中です。この秋公開をめざして、現在、クラウドファンディングで運営資金を募っています。

https://motion-gallery.net/projects/rewilding

人が手放すとき、人が立ち入るのをやめたとき、野生の動植物はみずからの論理にしたがって生き、増えてゆく。そのとき、われわれが見たこともなかった光景が、その場に生じます。

ぜひご支援ください! 踏みにじられた列島の風景の、再生のための鍵です。

2016年7月25日月曜日

「生きとし生けるもの」展に参加しています

三島にあるクレマチスの丘のヴァンジ彫刻庭園美術館。24日、「生きとし生けるもの ALL LIVING THINGS」展がはじまりました。これはすごい。14人のアーティストの作品が、ヴァンジのかっこいい空間を埋めつくしてます。よくここまでできたなあ、と美術館の意志に感動。

観客のみなさんも、三沢厚彦さんの動物たちのでかさに笑い、橋本雅也さんの骨の花の繊細にたたずみ、おじいちゃんおばあちゃんから子供たちまで、3世代で楽しめるいい展示。お勧めします!

そして特筆すべきはカタログのよさ。一般書籍としても読みどころの多い、興味深い1冊になりました。ぼくのエッセー「動物がそこにいる」と160行の詩「ブレーメン革命」も収録されています。

ぼくの展示は、未完成の本「The Dog Book」をめぐる内容になっています。本は遠からず印刷が仕上がってくるはず、お楽しみに。展示から本作りまで、デザイナーの田部井美奈さんに全面的にお世話になってます。ありがとうございました。

さあ、春学期もほぼ終わり、本格的な夏の開始。みなさん、どこかで会いましょう!

2016年7月17日日曜日

KESEN ROCK FESTIVAL に参加して

土曜日の夜8時、Kesen Rock Festival の舞台に『銀河ロックンロール鉄道の夜』をぶじ走らせることができました。シナリオに、これまでになかった大幅な変更。まったく新しいキャラクター「鳥の 王=ロックンローラー」にアジカンの後藤さんを迎え、「鳥を捕る人」柴田さんの鬼気迫る熱演にみんな、しばし呆然としました。

日出男座長を中心=ドラムスの位置におき、その左右にギターを抱えたゴッチとケイタニー、その外側に柴田さんとぼくというV字フォーメーションはバンド感 覚にあふれ、およそ望みうる最高のステージになったと思います。舞台半ば、風が濃い夜霧を運んできて、演出かと思えるほど。賢治さんゆかりの種山高原で、 まるで賢治さんがそこに加わりたいと願っているかのように、物語は一瞬で水底に沈みました。

ぼくはこれまでの「定本」の3編の詩の2つを捨て、「きみだけの切符」を新たに書きました。ケイタニーはわれわれの「銀河」のアイデンティティともいうべ き名曲「フォークダンス」を封印し、新たな主題曲をみごとに完成させました。一昨年の完成ヴァージョンでみんなを戦慄させた柴田さんの「ラッコの上着」役もひっこめられ、そのぶん、「鳥を捕る人」が異様な高みに達しました。ここまでラディカルな変更を自分に、そしてわれわれに、課す、日出男座長の意志に戦きながら、一夜の乱入は終わりました。

いつもながら、チーム銀河の仲間たち、後藤さんおよびアジカンのスタッフのみなさん、この高原の夜に集ってくれたすべての人々に、心からの感謝を。そして忘れないでください。この劇のすべてが、2011年3月11日の、あの夜にささげられていたことを。

2016年7月16日土曜日

ASLE-Japan Newsletter #40

ASLE-Japan (文学・環境学会)ニューズレター第40号に、巻頭エッセーを書きました。題して「みやこからみずうみへ」。5月に開催した、京都府立大学・松田ゼミとの合同合宿の報告です。


巻頭エッセーを書くのも、これで最後。代表のバトンを次の方にわたします。でもこの学会がしめすエコロジカル批評の道は、これからが本番! みなさん、ぜひ参加してください。

2016年7月15日金曜日

角川文庫新刊

東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』が角川文庫から2巻本として刊行されました。解説を寄せているのは作家のデイヴィッド・ミッチェル。ミッチェルのその文を、翻訳しています。

この本、28カ国語で翻訳されているそうです。現代日本語書籍としては、村上春樹につぐ多言語訳とのこと。「自閉症」と呼ばれる人々の心の動きを知るには、必読です。

2016年7月3日日曜日

「現代詩手帖」2016年7月号

「現代詩手帖」の7月号は、吉増剛造特集、キルメン・ウリベ小特集という、恐ろしいほどの充実。そしてぼくはそれとは独立に、160行の詩「淡海へ」を掲載していただきました。ぜひ、読んでみてください。

160行詩を中心とした新しい詩集を、なんとか年内に刊行したいと思っています。なぜか、海と川と湖のイメージばかりになりました。

2016年7月2日土曜日

「水牛のように」7月号

ウェブマガジン「水牛のように」7月号に、160行の詩を書きました。題して「流域論」。タイの古都アユタヤで開催された大学院生の映像制作ワークショップ ImaginAsia 2016 の最終日の夜(6月30日の夜)、一気に書きました。

http://suigyu.com/suigyu_noyouni/2016/07/

アユタヤは周囲を川により囲まれた島ですが、この詩の「川」はアユタヤの川ではありません。それでも確実に、現実の川の近さから、刺激を受けています。ぜひお読みください。