Tuesday, 20 August 2019

『狂狗集 Mad Dog Riprap』の特典

『狂狗集』より、ランダムなサンプル。

 さりがたし地球されど金星(ウェヌス)に磁力あり
 迂回せよ牛と見し世は泥の河
 干潟よ干潟ちいさな命の運動会

今回の特別企画として、10部を左右社ホームページから直接購入してくださった方に、お礼としてそのお名前を織り込んだ「狂狗」新作の色紙をお作りします。
http://sayusha.com/catalog/books/p9784865282351

たとえばお名前が「すぎもときみよ」さんなら

す 彗星が落ちてきた西瓜が割れる
ぎ 銀の月がみずうみに糸電話
も 申し訳ないが眠れないよ書けないよ
と トイストーリーを見ながら夢を口述筆記
き 危険な切っ先グラスが血まみれだ
み みんなでわたるので鉄橋がたわんでいる
よ よろこびが悲しみに似るよ白夜

すべて新たに書いた「狂狗」=1行詩ばかり。いかがでしょうか。購入いただいた10部は、ご友人ご家族にぜひプレゼントしてください。みんなで楽しめます、きっと。本体 価格は1部999円です。個人名だけでなく、お店の名前(たとえば「秋田犬書店」)もお引き受けします。「めいじだいがく」とかでもいいけど、誰がその名で依頼して くれることだろうか。

ぜひ! あなたのお名前を作品=色紙に作らせてください。色紙自体を贈り物にするのもいい考えですね。こうして目標500部を売り、赤字を残さないようにしたい、と願っています。

『狂狗集』発売!

ぼくの新作『狂狗集 Mad Dog Riprap』(左右社)が発売されました。俳句ではなく「狂狗」、自由律俳句に似た1行詩、264片の1冊です。左右社、定価999円。

日本語世界に類例のないおもしろい作品です! 五十嵐哲夫くんによる装幀、最高。ぜひお求めください。まとめ買い(5冊ないしは10冊)には特典があります。左右社ホームページからどうぞ!

http://sayusha.com/catalog/books/p9784865282351

Monday, 19 August 2019

boundary 2

アメリカの批評誌 boundary 2 の最新号はマサオ・ミヨシ特集、Critique and Cosmos: After Masao Miyoshi です。ぼくは熱心なアマチュア写真家でもあったこの偉大な批評家の写真をとりあげ、短い批評エッセー "Looking Back at the Phenomenocene: On the Road, Again, with Masao Miyoshi's Photography" を寄稿しました。ぼく自身の旅行写真4点が添えられています。お読みいただければさいわいです!

Monday, 12 August 2019

第6回の選評と受賞のことば

Sunny Boy Booksのホームページに、第6回鉄犬へテロトピア文学賞の選評と、川瀬慈さんの「受賞のことば」を掲載していただきました。ぜひご一読ください。

http://www.sunnyboybooks.jp/the-6th-irondog-heterotopia-iteraryprize/?fbclid=IwAR00V-rNlej6MeCE4G7w8-YnTxR8agfaE_Rc186zZgHpmx_-10mwoKmommI


Wednesday, 7 August 2019

「震災と動物」(8月5日)

5日は南相馬に。福島県立博物館のみなさんを中心とするライフ・ミュージアム・ネットワーク主催で、「動物と震災」と題したスタディーツアーが実施されました。南相馬の「有害鳥獣処理施設」と、震災後、牛舎を放棄せざるを得なかった(つまり乳牛たちを餓死させざるを得なかった)半杭農場の見学。参加者のみなさんとのディスカッションも途切れることなく続き、実りの多い一日でした。

そして改めて思うのは、震災をめぐるさまざまな事態は、日本の「近代」の露呈そのものだということです。震災後の風景を引きずりながら、一方で来年のオリンピックと利権構造の延命に着々と邁進する者たちの横暴を、許すわけにはいかないでしょう。

ツアーには『いのちへの礼儀』著者の生田武志さん、『聖地Cs』作者の木村友祐さんも参加。かれらとともに、動物との共闘を考えてゆきましょう。

Tuesday, 6 August 2019

佐藤直樹さんとの対話(8月4日)

ついで4日(日)は、太田市美術館・図書館で、個展開催中の佐藤直樹さんとの対談。土地の自然成長性を体現するかのような圧倒的な植物の繁茂をベニア板に木炭で描いてゆく彼の異常な大作を巡って、いろんな話が出ました。

彼にとっての絵、ぼくにとっての詩。どちらも50歳になろうとする時期から爆発的に取り組むようになった営みです。この遅れはなぜ? 引き止めていたのは何? 考えるべきことは色々。

そしてその答えへの糸口が、あれこれ見えてきました。これからの10年、思い切りやってみたいものです。佐藤さん、また会いましょう。そしてこのお膳立てをしてくれた学芸員の小金沢智さん、ありがとうございました!

四元さんとの対話(8月3日)

予告された初対面対話 mit 四元康祐さん 。下北沢B&Bで、楽しいひと時を持つことができました。サービス精神旺盛な四元さんの、シベリア鉄道の旅をめぐるお話に導かれ、われわれにとっての詩、外国、仕事、いろんな話題が出ました。途中、「初対面の親友」という言葉が口をついて出ましたが、ほんとうにそう思います。これからも、あと10年くらい、ガンガン詩を書き、旅をし、語り明かす機会を作りたいと思ってます! 

Friday, 2 August 2019

「水牛のように」8月号

ウェブ雑誌「水牛のように」8月号にダブ・ポエトリー作品「歩けないきみが」を寄稿しました。

http://suigyu.com/2019/08#post-6318

読んでいただければわかるとおり、話題の人である「彼」に「きみ」と呼びかけるリリックです。彼はぼくとおない年。その重要な歩みに敬意を表しつつ、応援したいと思います。

貴州冊子の完成!

昨年秋に行った貴州トン族の「歌の祭り」へのツアー。現地シンポジウムを記録した冊子『トン族の歌にふれて』が完成し、7月30日に記念シンポジウムを開催しました。

かれら歌の民族。この日は、ぼくの研究室所属の谷口岳・林真による概観のあと、詩人の新井高子さん、鉄鋼マンの伊藤岳さんによるミニ・ミュージカル、ファッション・デザイナー新居幸治さんによる貴州ミャオ族の衣服文化の紹介、伊藤岳さんによるトン族の民族誌紹介、神戸をベースとする歌手Kawole さんによる世界各地の先住民の歌で第一部。

休憩のあと、ブックデザイナーの祖父江慎さんによる旅の報告、日中平和観光の増田さんによる貴州の魅力をめぐるお話、そしてしめくくりに精神科医の宮地尚子さんによる旅のまとめ。

あっというまの1時間40分でした。お客さんの満足度、非常に高かったはずです。

この冊子は新井高子(埼玉大学)、宮地尚子(一橋大学)、管啓次郎(明治大学)の3研究室の共同発行です。興味のある方は、実費をいただく程度でお分けしますので、何かの折りに声をかけてください。

きっと貴州への夢にとりつかれます!