Saturday 24 August 2013

31日はドリアン助川さんと!


本年度の「ASLE-Japan/文学・環境学会」全国大会は来週末、31日と1日に、白百合女子大学(京王線・仙川)で開催します。

今年のキーノート・スピーカーをお願いしたのは、われらがドリアン助川さん! 彼のとっておきのパフォーマンスを見せてくれることになっています。 

この部分は一般の方にも公開します。ご興味のある方は、ぜひおともだちとお誘い合わせの上、見にきてください。

8月31日(土)15時50分〜17時50分
白百合女子大学カフェテリアにて

創作家ドリアン助川氏のアルルカンシアター
「ブカレスト〜プノンペン〜フクシマ」

ドリアンさんの歴史的ヴィジョンにふれて、見えていなかったことを考える機会になればと思っています。特に、高校生、大学生のみなさん、ぜひどうぞ。

Friday 23 August 2013

十和田奥入瀬ツアーへ

9月21日から十和田奥入瀬芸術祭がはじまります。これに合わせてAIT主催のツアーあり。

http://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2013/08/towada-oirasetour.php

個人で行くより、かなり安上がりです。初日の夕方には、ぼくの新しい詩集『時制論』(左右社)の朗読会も。

秋の青森を味わいたい人は、ぜひどうぞ。

Wednesday 21 August 2013

「書評空間」再開します!

紀伊國屋書店の書評ブログ「書評空間」、ずいぶん長いあいだお休みしてしまいましたが、再開します。再開記念は古川日出男+後藤友香『コレクションさん』から。

http://booklog.kinokuniya.co.jp/

大竹昭子さんや阿部公彦さんが着実なペースで充実した書評をつづけています。紙媒体では実現できない自由度(原稿の長さ、しめきりのなさ、とりあげる対象の広さ)が大きな魅力。

特に学生のみんなに勧めたい本を、とりあげて紹介していく場にしたいと思っています。ときどきチェックしてみてください。


Sunday 18 August 2013

『STRANGEOGRAPHY』

ぼくの第9エッセー集にあたる『STRANGEOGRAPHY』、11月に左右社から刊行できるよう準備中です。

すべて既発表の文章ばかりですが、歩くこと、旅、地形をめぐる省察、そして現代批判が入り混じった本になると思います。乞うご期待!

なお、この数年の書評などを集めた、「本は読めないものだから心配するな 2」にあたる本は、来年の夏には必ず。タイトルもすでに考えています。

こうしてこの秋もどんどん過ぎてゆくことでしょう。

読売書評 #39

ジョン・フランクリン『子犬に脳を盗まれた!』(桃井緑美子訳、青土社)。8月18日掲載。

人と犬の共生関係、共進化の歴史をめぐる科学エッセーと、著者自身の愛犬チャーリーとのつきあいをめぐる回想。プライベートなものを通じて発見される学知の世界、というポピュラー・サイエンスの常道を行く本ですが、楽しめました。

ただ、犬そのものをめぐる経験がそんなにない人だという点があらわなので、ハードコアな犬好きには物足りないかも。ムツゴロウ畑正憲先生のように生涯に1000頭近くを飼ったことのある人の話のほうが、やはり聴いてておもしろい。

書評で書こうと思って書き忘れていたのが、フロイトと犬の関係。フロイトが犬好きでチャウチャウを飼っていたことは有名ですが、犬がもつ治癒的な意味を強調していた点は、ちょっと調べてみたいと思っています。


Saturday 10 August 2013

読売書評 #38

和合亮一『廃炉詩篇』(思潮社)。8月11日掲載、メガ評(読売では月1回掲載の大きな枠)です。和合さんの生涯の代表作となるでしょう。

Sunday 4 August 2013

「読売新聞」夏休みの1冊

8月4日掲載。書評委員全員が「夏休みの1冊」として文庫本を推薦する企画です。ぼくは四方田犬彦『ひと皿の記憶』(ちくま文庫)を選びました。

みなさんのセレクションを興味深く拝見。キョンキョンの一文、一読をお勧めします(特に「あまちゃん」ファンのみなさんには)。また、ぼくが即座に購入を決意したのは、政治学者の田所昌幸さんお勧めの『高橋是清自伝』。ほかにもあれこれ読みたい、読みたいけど時間がない、休みもない。

ともあれ、夏を大切に。八月といえばフォークナー『八月の光』です。みんなで読みましょう(原文でも、加島訳でも)!

「すばる」9月号

「すばる」9月号、明日(6日)発売です。連載「旅ときりぎりす」、今回は台湾海峡の馬祖。表紙をあけると、でっかい笑顔が飛び込んできます。さて、誰でしょう?


Friday 2 August 2013

「水牛」8月号

八巻美恵さん編集のウェブジン「水牛」8月号です。ぼくは「ケベック少年」と題する60行の詩を、ダニエル・ラノワ『ソウル・マイニング』(鈴木コウユウ訳、みすず書房)からの引用だけで構成しました。ごらんください!

http://www.suigyu.com/