Sunday 29 September 2019

「日本経済新聞」9月29日

本日の日本経済新聞にエッセーを寄稿しました。題して「動物の命を思う夏」。天王寺動物園のこと、そして南相馬へのスタディツアーのことを書きました。

第1回「千羽ハチドリ」終了!

詩の集団即興制作「千羽ハチドリ」第1回を昨日開催しました。明治大学中野キャンパスにて。午後2時からはじめ、333篇に達したのが6時過ぎ! それが一瞬にしか思えないほどの集中ぶりでした。

できあがった作品はTwitter のアカウント @1000hachidori で読むことができます。作者はイニシャルでしめしています。

A=藤原安紀子
I =川瀬慈
K=管啓次郎
Y=永方佑樹

ぜひお読みください。第2回は10月下旬を予定しています。

Sunday 22 September 2019

『犬探し/犬のパピルス』いよいよ発売です!

新詩集『犬探し/犬のパピルス』(発行=Tombac、発売=インスクリプト)がいよいよ今週発売されます。「犬探し」にはじまり「犬のパピルス」に終わる1冊は、もちろん犬の詩ばかりではありません! さまざまな動物たち、いろいろな土地。伝説の漫画家・小池桂一によるカバー絵もすばらしい。

https://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E9%9B%86-%E7%8A%AC%E6%8E%A2%E3%81%97-%E7%8A%AC%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%94%E3%83%AB%E3%82%B9-%E7%AE%A1%E5%95%93%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4900997641/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E7%8A%AC%E6%8E%A2%E3%81%97&qid=1569124188&sr=8-1

Tombac とは、ぼくの研究室のレーベル名です。自主制作版、インディー詩集です。ぜひ1冊、2冊、3冊とお求めください。そして友人グループやご家族で読んでみてください。世界が変わります、きっと! 

Monday 9 September 2019

3行詩の作例

3行詩の、ぼくの作例。与えられた3語を< >でしめしています。

 <支配者>が笑いながら
 <奈良>を焼いている
 鹿たちが<独立>する

 なんという<スタイル>でしょう
 銀座の<そば>にパリあり
 <天井>のそばに天丼あり

 とんでもない<癖>だね
 日光写真で<紙>に焼いて
 <石>を包んで投げろ

 虫が食った<図鑑>で
 科学を<進歩>させる
 嫌いなものが<好き>になる

こういうのが333篇!きっと楽しめますよ。

第1回「千羽ハチドリ」を開催します

6月26日に三鷹の SCOOL で開催した永方佑樹ディレクションによる「おと/ずれる言語」からの派生企画として、詩の即興制作イベント「千羽ハチドリ」を試みることになりました。第1回は9月28日(土)。

任意の本の見開きページから選ばれた3つの単語を使って、3行詩を即興します。4人の詩人で、第1回は333、第2回も333、最終回は334。合わせて1000篇の3行詩がはばたくことになります。

第1回の顔ぶれは

詩人=川瀬慈、藤原安紀子、永方佑樹、管啓次郎
制作助手=林真、田辺裕子

以後、永方と管を残して、毎回別の方にゲスト参加していただく予定です。

この日は14時から制作を開始し、できた順にtweetしてゆきます。ついでこの日作ったすべてを、16時半ごろから読み上げます。
 
さあ、どんな言葉の配列が生まれるか。ご期待ください!

Saturday 7 September 2019

新詩集、印刷所に

新詩集『犬探し/犬のパピルス』(発行=Tombac、発売=インスクリプト)がついに印刷所の手にわたりました。9月21日発売です。Tombac というのはぼくの研究室の別名。つまり自主出版です。

それで今回は誰にもお送りしないので、ぜひお買い求めいただければさいわいです。1部といわず何部でも買ってください。これが最後の日本語詩集になるかも。

いい内容です。犬の詩ばかりかと思われそうですが、そうではありません。しかも装画は小池桂一の渾身の力作。カバーをじっと見ていると泣けてきますよ、犬好きの人は。

『狂狗集 Mad Dog Riprap』(左右社)とともに、よろしくおねがいします。Support your local poet!