Wednesday, 3 December 2008

Blue Planet Constantly Walking

きょう(2日)は佐藤文則写真展「ダンシング・ヴードゥー」の初日。それを記念して、DC系の大学院生と1、2年生のみんな(波戸岡ゼミ、林ゼミ、倉石ゼミ、清岡ゼミ)で、佐藤さんのお話をうかがう時間を作ることができた。メディアホールでの、でっかい映像つき! 充実の90分だった。

詳細は清岡さんのブログを参照。

http://tomo-524.blogspot.com/

今回の展示によって、掛け値なしに、ギャラリー・ゼロは本格的な現代写真ギャラリーとして完成したと思う。これからも、写真や美術、科学と社会の接点の表現の場として、いろいろやっていきたい。つねに協力を惜しまない図書館スタッフのみなさん、特に鬼丸さんと生田地区担当明治大学図書館副館長の浜口先生、ありがとうございました。

いまは、来年度にむけて特別展示の構想中。プランはいくつもある。

ひとつには、Walkingと題して、人類史のはじまり以来の「歩行」をテーマに、図書や映像の展示をおこなうこと。キュレーションは、宇野澤昌樹、ダニエラ・カトーと、ぼく。

「歩くこと」がテーマになっている本や映像作品の情報、大歓迎です。いつでも連絡してください。

たとえばこないだの土曜日には、友人の旦敬介くんのおかげで、むかしから見たかったブラジルのネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督のVidas Secas(乾いた人生)を見ることができた。これなんか、ブラジルの北東部を舞台に、まさに家族の歩行にはじまり歩行に終わる、恐るべき傑作だった。

石川直樹さんによると、ブルース・チャトウィンの『ソングラインズ』も新訳が出るそうだし。

ぼくのむかしからの持論は、毎日2、30キロを歩くことを中心として生活を見直せば、現代社会のほとんどすべての物質的・精神的な問題は解決する、というもの。一歩60センチとして、5万歩で30キロ。そうすれば個人も社会も、5万歩の精神と体型になってゆくにちがいない。

まずは欠かさず2万歩をめざすか。