Thursday, 18 December 2008

本のサロン

日本でフランス語の翻訳に関わった人なら、いちどはお世話になっているのがフランス著作権事務所。本郷三丁目にある同社が、このたび図書室「本のサロン」を開室した。

オープンしてからなかなか行けずにいたのだが、水曜日、やっと訪問。すごい、かっこいい空間だ! 緑を基調とした落ち着いたインテリアに、フランス語のいろいろなジャンルの新刊書がぎっしり並べられていて、自由に手にとって見ることができる。ここを一種の苗床として、またたくさんの本が育ち、実をつけてゆくだろう。

来日する作家たちも、ここにはしばしば立ち寄ることになりそうだ。一度に入れるのは、床にすわってもせいぜい15人くらいだろうけれど、朗読会とか、読書会とか、ときには開いてみると楽しそう。

壁が本でおおわれているため、とてもしずか。雪が降れば、東京のまんなかとはとても思えないくらいしずかになるだろう。