秋になってから増村保造の作品を、宇野澤くんやパコたちと続けて見ていて、パコは若尾文子の大ファンになってしまった。
見たのは、いまのところ以下のとおり(年代順)。
青空娘(1957)
最高殊勲夫人(1959)
氾濫(1959)
妻は告白する(1961)
黒の超特急(1964)
清作の妻(1965)
刺青(1966)
赤い天使(1966)
華岡青洲の妻(1967)
遊び(1971)
きょう見たのは『刺青』だが、正直なところ、ちょっと物足りなかった。今までで、これはないなあと思ったのは『遊び』で、ラストシーンのむちゃくちゃさを除けば、おもしろいところがない。それに対して『妻は告白する』や『清作の妻』はよかったし、『青空娘』は最高! 『最高殊勲夫人』とともに、ほんとに楽しいコメディーだった。
来年は、寒い時期に、増村中期・後期作品の連続上映が企画されているようだ。いくつか見に行こうと思っている。