新領域創造専攻の特別講義が、1月21日にも行なわれます。ホストは安全学系の山本俊哉研究室。かなりおもしろそうなテーマです。みんなで行こう! 試乗会が楽しみ。
「子どもの安全を守り、夢を育てる、ソフトQカーの開発〜ゆっくり走って楽しく守る電気自動車の試み」
講師:小栗 幸夫(千葉商科大学政策情報学部教授)
日時:2009年1月21日(水)午後6時から8時
会場:明治大学アカデミーコモン2階会議室(千代田区神田駿河台1-1)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
内容:設定したスピードをオーバーすると、運転者に知らせる。車体後部に発光ダイオードも点滅して歩行者や他の車にも伝える。それ以上加速できない。小栗先生が国のミレニアム・プロジェク助成金を得て開発したソフトQカーは、愛・地球博(愛知万博)でも走行した。最近は、各地の小学校で歩行者と同じ時速2〜6キロの速行実験を行い、時速30キロは時速15キロと比べていかに危険かを伝えている。
「車が快適さを増して『走る個室』化していることも、歩行者への配慮を忘れがちになる要因」といい、交通事故死遺族等と事故撲滅を訴えるインターネット掲示板を開設している。小栗先生は自動車と道路を中心とした20世紀の都市開発の流れを変えるものとしてソフトカーを考え、スウェーデンの速度制御研究グループやイギリスの交通被害団体などとともに、自動車の速度制御を国際的に訴える活動もしている。このことは先生の近著『脱・スピード社会』(清文社刊)で紹介される。
今回は、ソフトカーの開発経緯、各地での実証実験、今後の展望などの話を聞くとともに、実際にソフトQカーに触れ、希望者には講義終了後、地下駐車場で試乗会を開く。
参加費:無料(申込不要)
主催:明治大学理工学研究科新領域創造専攻
問い合わせ:明治大学理工学部山本俊哉研究室 http://www.isc.meiji.ac.jp/~onepiece/