お茶の水駅そば、明治大学アカデミーコモンの角からアテネフランセ方向に歩いてゆき、出版社の弘文堂(ぼくの最初の本『コロンブスの犬』の版元)を通り過ぎて左手を見れば、そこに、「明治大学猿楽町校舎」の看板が立っている。立てられた! ここがDC系の、主要ステージのひとつとなる。
元・明治大学付属明治中高。同校の移転後、一年間空いていたここを、この春からわれわれ新領域創造専攻が使いはじめる。きょうは引っ越し作業。大学院生用のコンピュータ部屋(実験実習室)、ゼミ用の教室をはじめ、音響スタジオ、映像スタジオ、メディア工作室を備えている。
なんという環境! これで結果を出せなかったら、学生たちの資質が深刻に問われることになるだろう。
ミュージシャンは音楽活動を、映像作家は作品制作を、ゲーマーは独創を、批評家は着想を、とことんめざそうじゃないか。多くの人が知っているわけではない、でも、知る人ぞ知る、それでいい。これからは生田、駿河台、秋葉原、そして猿楽町をわたりながら、思考と創造の実験を続けていこう。
こんな大学院は、他にはない。4キャンパス体制を考えただけでも。そしてぼくのゼミの今年のテーマは「歩行」。生田はともかく、残る3地区はどんどん歩いて移動してゆきたい。
5月9日(土)にオープニング・イベントをやります。一般公開します。詳細は、またここで。あるいは明治大学ホームページで。
気軽に遊びにきてください!