Wednesday, 1 April 2009

彼女の絵を見ればわかること

そう、たしかに絵を見ただけでわかることなのだが、ジョージア・オキーフも、どうやら歩くことにとりつかれた人だったようだ。改めて、思った。

ローリー・ライルの伝記『ジョージア・オキーフ』の訳者あとがきで、道下匡子さんが書いているオキーフ会見記の中のジョージアの発言から。

「ヴァージニアで寮に入っていた時、女生徒は独りで長い散歩をすることは禁止されていました。でも私は毎朝、四時に起き、日が昇る前に、十二マイルも歩いたものです。」

マーシャ・ベラヴァンス=ジョンソンの小冊子 Georgia O'Keeffe in New Mexico は、ジョージアの西テキサスでの教師時代のことを記している。

Considered an eccentric, she frequently dressed in black and loved walking on the seemingly endless prairie stright into the morning or nighttime sky.

12マイルといえば20キロ弱。せめて毎日、これくらいの距離を歩くことを中心に、生活を組み立てたい。アイリッシュ・ウルフハウンドかスコッティッシュ・ディアハウンドを連れて! ヒースの荒野が無理なら、それがたとえアスファルトの砂漠とコンクリートの密林であっても。