Wednesday, 21 May 2008

畠山直哉「Ciel tombe」

隅田川沿いのタカ・イシイ・ギャラリーに、畠山直哉さんの新作「シエル・トンベ」を見に行く。

すばらしい。思い切り横長のフォーマットで、パリの地下に潜む秘密の空間が明るみに。畠山ファンにはおなじみの「LimeWorks」や「Underground」の延長上にあるが、そのシンとした力強さは、いよいよ洗練の度合いを加えている。

この連作に合わせたテクストを書くことを夢想しているのだが、現実にこの空間に行ってみないことにははじまらないかも。ともあれ、今週一杯で終わりなので、ぜひ見に行ってほしい。

いずれは写真集になると思うけど、でっかいオリジナル・プリントが与えてくれる衝撃は、写真集とはぜんぜん別のものだから。