Saturday, 10 May 2008

「世界文化の旅・島めぐり編」はじまる

明治大学の一般向け連続講座であるリバティーアカデミー。お茶の水駅からすぐの箱形建築、アカデミーコモンで開かれている。

昨年のちょうどいまごろ、法学部の中村和恵さんを中心とする顔ぶれで「世界文化の旅・アフリカ編」というシリーズをやった。そのシリーズは、いま単行本として製作中。

今年はその延長上で、「島めぐり」。きょうがその第1回で、翻訳家のくぼたのぞみさんがハイチ出身の作家エドウィジ・ダンティカの『アフター・ザ・カーニバル』を中心に、世界最初の黒人共和国であるハイチの文化と、ハイチ社会でカーニバルがもつ意味について論じた。ハイチのグループ、ブクマン・エクスペリアンスの曲をいくつかはさみながら。カーニバルの映像もあり、非常に興味深かった。

以下、こんな顔ぶれがつづく。

小説家の林巧さんによるボルネオ、香港。レゲエ博士・鈴木慎一郎さんによる(もちろん)ジャマイカ。ぼくのラパ・ヌイ(イースター島)。翻訳家の旦敬介さんがキューバ。最後に、中村和恵さんがあちらこちらと話を爆発させておしまい、という予定。

「島」という以外の共通項がないシリーズだが、きっと楽しめるはず。これから7月にかけて、ぼくら自身にとっても、他の人たちの話を聞くのは大きな楽しみだ。