最近、頭にしのびこんで離れないメロディーがある。朝、よくミスター・ドーナツでコーヒーを飲んでから出かけるのだが、その7時40何分かにかかる曲。ちょっと調べてみると、シドニー出身のユダヤ系の若い男性歌手Old Man River だった。曲名は"La"。As simple as that!
http://www.oldmanrivermusic.com/
感心するのはそのタイトル。誰でもポール・マッカートニーを思い浮かべる親しみやすいメロディーで、「ララララ、ララララ〜」というリフレインが入る。でもポップ音楽の歴史の中で、この"La"をそのままタイトルにすることを思いついた人が、これまでにいただろうか!
歌こそ、ヒトという動物の創造性のもっとも端的な現れだと思う。ごくごく簡単な要素だけを使って、なぜここまでの多様性が? メロディーが、歌詞が?
歌詞といえば、最近いちばん真剣に聞いているのはSufjan Stevensだ。すごくいい感覚。いつのまにか自分よりもずっと年下のかれらの作品に、感心し学ぶことが多い年齢と心の姿勢になったみたいだ。