入試シーズンたけなわ。明治はまたもや志願者数が10万人を超え、早稲田についで第2位らしい。受験のために集まってくるみんなの緊張した表情や一部のリラックスしきった表情を見ていると、この中のいくつかの顔が4月に新入生としてキャンパスをみたし、それから1年生の1年間で激変していくのを見ることになるんだなあと思う。4月になって、クラス初日の、あのはりつめたしずけさとやる気。なんとかそれを持続したいものだ。
大学のあり方をどう議論しようとも、結局、学ぶことを中心に考えていかなければ本末転倒。高校までの勉強とはまったくちがうということを、1年生のあいだにはっきりしめさなければならない。1年生は、特別な1年だ。この春からは、さらに大学院の新プログラムをどう育てていくかという試行錯誤が始まる。