2011年4月23日土曜日

「死の灰」@KEN


粟津ケンさんが三軒茶屋で運営するスペースKENで、以下の展示がはじまりました。
現代史の原点のひとつです。ぜひ見に行きましょう!


EXPOSE 「死の灰」
第五福竜丸 1954 → 2011 

戦後はじめての被爆者を生み出した第五福竜丸事件から、半世紀が過ぎた。
この事件きっかけに、世界中で反原爆水爆運動が巻き起こる。
日本でも1950年代より、写真家、美術家、デザイナー、詩人、音楽家が、原水爆を表現することを試みた。
戦後日本の芸術において主要なテーマの一つだった核は、いま現在を生きる者にとってどのようなリアリティを持ちうるのか。
芸術が持ちうる可能性とは何か。
EXPOSE展では、「死の灰」を “EXPOSE=さらす”行為とともに、このクライシスなタイミングで考え、実践してみたい。

○第五福竜丸事件とは
195431日。木造のマグロ漁船<第五福竜丸>がマーシャル諸島近海で操業中に、ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験に遭遇。突然、水平線のかなたが光り、不気味な雲が迫り来たため、危険を察して海域からの脱出を図るが、延縄を揚げる作業中に4、5時間にわたり「死の灰=放射能を帯びた珊瑚の破片」の降灰を受け続け、船員23名は全員被爆した。この水爆実験で放射性降下物は大気と海洋を汚染し、「原爆マグロ」を水揚げした漁船は900隻にのぼり、被爆した漁民も数多くいると思われる。
      第五福竜丸はいま、都立第五福竜丸展示館にあり、公開されている。