Wednesday, 13 April 2011

昨日の言葉 13

疲労のあまり睫毛がかすかに鳴り出すまで読むこと。
(エリアス・カネッティ、岩田行一訳。注意=まねをしてはいけません)

そういえば、初めて聞いた沖縄の音楽の旋律も、なぜかフラメンコに似ていると感じました。[......]たとえば青森県の津軽地方の音楽などは、フィーリング的にソウルやブルーズに驚くほど近いものだと思います。
(ピーター・バラカン)

鰐をトーテムとする部族の間では、少年は最初に蛇、次にトカゲ、そして最後に鰐に変身して、再び人間として再生するとされる。手足を欠く蛇から、手足のあるトカゲ、そして最後に鰐と、少しずつ人間に近い動物に転生を繰り返すのだ。なぜ鰐が人間に近いかというと、鰐は理想の男の姿であるからだ。この儀礼のあとに、少年は別の村から豚を略奪し、それを調理して食べることが義務づけられる。そのさい、獲物を鰐のようにむさぼり食うことが求められるのである。
(後藤明)