5日、明治大学秋葉原サテライトキャンパスで、新設大学院「新領域創造専攻」のミニ・シンポジウムを開催した。多くのお客さんが集まれる場所ではなかったが、内容のある、大きなヴィジョンをもった議論が続いた。
ディジタルコンテンツ系は午後3時からはじまり、結局6時近くまで。「不可能コンテンツ」、つまり現実には物理的・論理的にありえないが画面中で見る限りいかにもありえそうに見えるモノの描写を主題として、むちゃくちゃにおもしろい発表が続いた。話してくれたのは江渡浩一郎さん(産業技術総合研究所)、大和田茂さん(ソニーCSL)、杉原厚吉さん(東京大学)、藤木淳さん(メディアアーティスト)、そしてわれらが宮下芳明さんが司会・進行。この場は、まちがいなく日本の最先端だ。立ち見が出る盛況。「不可能コンテンツ」をめぐる最初の大きな理論的会合が、この場所でおこなわれたのはほんとうにうれしい。
4月からは、このおなじ部屋で授業をはじめる。