Wednesday, 28 January 2009

深夜のコンビニから

深夜にコンビニに寄ると、日本の消費文化のスノビズムのすごさに、いつも圧倒される。とにかく、開発される新製品の数がすごい。即席麺の競合の、この激しさを見ると思う。どの世界のどんな商品において、こんな事態がかってあったことか。

お茶やその他の飲み物も。こないだ、キャップ部分をねぎりきれば抹茶の粉がはらりとミネラルウォーターに落ちて、それをシェイクして飲む、という製品を買った。なかなかさわやかでおいしいので、また買おうかと思っていたら、もう入荷されなくなっていた。やはり価格が高めなので、あまり売れないんだろう。

最近感心したのは、キリンの世界のkitchenから、というシリーズの飲料。いちいち、意表をついた発想源で、風変わりな飲み物を作ってくる。その地理的ひろがり、文化的背景を、想像するだけでも楽しい。

根本的には消費文化のこうした些末な競合が大嫌いなんだけど、でもたとえば自分の元学生がこうした開発部門でいい仕事をしたら、すごい! やったなあ! よく考えたね! と心からうれしく思うにちがいない。工夫はあったほうがいい、どんな分野でも。

それでも、どちらかというと、すべてのコンビニは夜11時から朝7時までは閉めていいと思うけれど。そうすれば、町がどれほど落ち着くことか。そしてあらゆる通勤電車のすべての吊り広告をなくすだけで、日本語使用者の魂の水準が上がるのではないかと思うけれど。