Saturday 29 December 2007

Blogs in Plain English

つくづく思うのだが、「語学」の勉強のために留学するという時代は、もう完全に終わったみたいだ。その気になれば、大概のメジャー言語は、どこにいても勉強できる。FEN(アメリカ軍のラジオ放送)が聴ける地域すらうらやましかった時代(ぼくの高校時代、70年代)とは、どれだけ変わったことだろう!

インターネットでのテレビ、ラジオ、利用できるものはいくらでもあるが、ぼくも知ったばかりのDotsubというサイト、すごい。アップされたいろいろな映像コンテンツに、いろんな人がいろんな言語でサブタイトルをつけてゆくというコンセプト。当然、まちがったものもいろいろありうるが、ウィキペディアとおなじく、他の人が直してゆける。やがて、共同作業による「正解」に達するというわけ。

これを利用すると、英語だのフランス語だのは、ほんとにいくらでも学べる。たとえば

http://www.dotsub.com/films/blogsinplainenglish/index.php?autostart=true&language_setting=en_2076

これなんか、大学1年の英語の教材としてもってこいだ!

これからは語学の授業はインターネットをベースにして進めていくことになるだろうなあ。教科書会社の人たちには申し訳ないけれど。音声、画像、アクチュアリティ、三拍子そろった素材がいくらでもただで手に入るのだから。

そしてもちろん、問題はその先、このジャングルからどんな宝を見つけてくるかにかかっている。それが「コンテンツ批評」の領域で、来春からはいよいよ新しいプログラムが始動する。

おもしろくなりそうだ!