Tuesday, 25 December 2007

冬休みに入って

大学は冬休みに入った。といっても、いつものように研究室に来ている。

今学期もあとは年明けにまとめのセッションをして、それから最後に期末テスト。特に語学については、はたしてじゅうぶんな効果が上がったのかな、テクストがむずかしすぎたかな、あるいは逆に甘すぎたかな、などと迷うのは避けられない。

それでも今年、特筆すべきはフランス語検定の結果。学年最初から「仏検」を目標として掲げたせいもあって、1年生秋の段階で4級に29名が合格。そしてなんと3級合格者が2名もいた! 2クラスの4割近くがいずれかに合格したわけだ。

3級は通常、フランス語2年を終えた程度の力とされる。ここまでやれば「大学のときフランス語をやりました」と胸を張っていってくれていいと思う。よくがんばってくれたね。これなら辞書を使って簡単な本が読めるはずだし、旅行でも必要な情報は自分で得ることができるだろう。そして、いっそうおもしろくなるのは、ここから。

残念ながら失敗したみんなも、ぜひ来年、またフランス語に挑んでほしい。語学は楽しい。おもしろい。役に立つとか立たないとかは、どうでもいい。楽しいから、やるといい。やればむくわれる。その楽しさの部分を、なんとかもっとわかってもらえるようにしたいと、こっちも思ってる。

来年のフランス語は、2年を1クラスのみ担当。どっちとはいわないが、今年の1年のクラスの1つだよ。少なくとも『シェルブールの雨傘』の詳細な分析を試みることにしたい。また、アニェス・ヴァルダの『落ち穂拾い』とその続編『二年後』をめぐるディスカッションもやるだろう。そして金曜日お昼休みのフランス語クラブは来年も続ける予定。今年、途中で脱落した人たちも、またいつでも復帰してくれ。

ではBonne et heureuse année!