Tuesday, 3 July 2007

シルヴィー・ジェルマンとの対話

こんどは、ぼく自身のイベント。

7月6日(金)、飯田橋の東京日仏学院にて、フランスの小説家シルヴィー・ジェルマンさんと公開対談をおこなう。彼女は「高校生ゴンクール賞」を受賞した傑作『マグヌス』だけが翻訳されているが、他にもフェミナ賞、ジャン・ジオノ賞などさまざまな賞をとりまくっている、現代フランスのもっとも実力ある作家のひとりだ。

哲学者で、「顔」の哲学者エマニュエル・レヴィナスの弟子。長らくプラハに住んだ。真剣なカトリックの思想家でもあり、現代における「悪」や「信仰」をめぐる、きわめて深い洞察を平易で驚きにみちた言葉で語ってくれる。稀有の存在。

都合がつく人はぜひ『マグヌス』(辻由美訳、みすず書房)を読んで、6日の午後7時、日仏学院にどうぞ! 主題は「旅と発見」を予定している。