札幌で古書店を開業した若き友人、吉成秀夫くんから、完成したばかりの「アフンルパル通信」第ii号が送られてきた。題字は現代日本最高の詩人、吉増剛造さん。お店の通信でもあり、驚くべき創造性に富んだアート系パンフレットでもある。この衝撃は、たぶん、現物を見てもらわなくては伝わらない。
彼のお店のホームページ
http://camenosima.com/
にアクセスしてみてください。
吉成くんのご好意で、ぼくはこの号から毎回、詩の連載をさせてもらうことに。他には文化人類学者・今福龍太さんの詩と韓国からの留学生である千姉弟によるその韓国語訳、樺太アイヌの伝統楽器であるトンコリの奏者オキさんのエッセー、フランス現代思想の鋭利な解説者としてぼくらの世代の人間には大きな影響力のあった宇波彰先生の文章、若き翻訳家でエッセイストの南映子さんのメキシコ話。そして在本弥生さんの写真が表紙を飾る。
わずか16ページ、A4二つ折りの版型の小冊子だが、このソウルはすごい!
整理したい古書がある人は、ぜひ吉成くんにご相談あれ。