「新潟日報」の7月2日号に、「吉原家の130年」をめぐる拙文が掲載された。ご希望の方にはコピーをさしあげます。いつでも研究室に寄ってください。
新潟県新発田市に、すでに130年続いた「吉原写真館」がある。その6代目の悠博さんはもともと画家、メディアアーティストとして活躍していた方だが、2001年9月のニューヨークのテロなどいくつかの機縁が重なって、新発田に帰り家業の「町の写真館」をやってゆく決意をした。
もちろん、ただの写真館ではない。海外の最先端のミュージシャンのミニ・コンサートや、芸術による町の活性化、ネットワーク作りなどに力をつくしている。また肖像写真専用のデジタルカメラも作成。世界に一台しかないアンソニー・デジタルカメラだ。
ぼくの記事は彼の写真展/映像作品である「吉原家の130年」をめぐる紹介文。同世代の彼の活動に、大きな刺激を受けることができて、幸運だった。
アート、創造、社会、生き方、土地、町、歴史、家系。そうしたすべてがぐるぐると頭の中で渦巻く。
アートとは、生きることをおもしろく楽しくする(自分にとっても、まわりの人々にとっても)ことであり、それは社会全体の問題をつねに視野に入れて「生存を図る」ことなのだと思う。