やはり14日、明治大学リバティー・アカデミーでの連続講座「世界文化の旅・アフリカ編」が終わった。最終の第6回は全体のコーディネーターだった中村和恵さん(明治大学法学部・英語圏文学)。モスクワやメルボルンで育ち北海道や大阪でも暮らした天性のコズモポリタンにして、すごく繊細な感覚の詩人、また豪胆で爆笑的ユーモアをもつエッセイストでもある。
作文の授業の学生たちに、いつもお手本としてあげる書き手のひとりだ。
いろいろな話題が出たが、焦点はアフリカ世界のマジック。見せていただいた、コンゴの秘密結社の儀礼(もちろん現代)が強烈だった! そこで起きていることについては、ちょっと語れない。本当なのか? 一種の手品なのか?
今回の連続講座は6人の講師のスタイルがそれぞれひどくちがって、受講者のみなさんにとってはとまどいもあっただろうし、期待はずれだったと考える人もいたにちがいない。でも最後までつきあってくださったみなさんには、たぶん思ってもみなかった視界が、たくさんの窓が開くみたいなかたちで開けたのではないかと思う。
今後、1年ばかりはかかるだろうが、この講座の内容をみんなで本にまとめていきたいと思うので、乞うご期待! そしてぼくもいちどは、足を踏み入れたことのないその大陸に行ってみる必要がありそうだ。