Sunday, 10 May 2009

アカデミーコモンがもっとも熱かった日

昨日(土曜日)のアカデミーコモンはすごかった。正午をすぎたころから人が続々と集まり、いつのまにか長蛇の列。そう、メビウスと浦沢直樹のライヴ・パフォーマンスのために集まった人たちだ。ゆうに1000人を超えている。

何しろ、谷口ジロー、永井豪、いしかわじゅん、小池桂一といった人たちが、単なるお客として参加しているのだから、すごい。われらがカリスマ・フランス語教師、清岡智比古だって。といっても、ぼくは何も見ていません。控え室から会場に向かうメビウスの後ろ姿だけ。

こっちはこっちで、そのころは準備にかかりきり。夕方からの、猿楽町校舎完成記念パーティーと学生たちの作品発表会のため。みんながもりあがっている3階の下で、ひっそり、こっそり、でも楽しく。ま、それもいいか。

それでもこっちはこっちで、なかなかの盛会だった。今年の新入生の歓迎会も兼ねているのだが、明治関係者だけでなく、学外からようすを見にきてくれた人も20名近く。これは、はっきりいって、すごい数字だ! そのうちの何人かが来年のDC系を背負ってくれるなら、いうことなし。

一時は廃墟か野良猫の巣窟の空気に包まれていた旧・明治高校校舎を改装して使う、新領域創造専攻猿楽町校舎は、ある時期のロンドンやリヴァプールやアムステルダムを思わせる、混沌とした創造性の雰囲気を漂わせはじめた。そう、「明治の中にアート・スクールを作る」というわれわれの公然の秘密的計画が、着々と実現しはじめている。

今が、時だ。次は、火だ。DC系の第3期生をめざす人は、ぜひ受験してください。ポスター発表も映像作品も、なかなかクレイジーでおもしろかった。そして学生たちは1年でガラリと変わるので、これからますます形質の獲得が佳境に入ることだろう。

おもしろくなってきた。夏休みにも、ここで何かやります(たぶん)。乞うご期待!