2009年5月9日土曜日

大塚あすかの36冊

外部ゼミ生、大塚あすかさんの36冊です。「イエバエとハダニに対する農薬の作用機構」を研究して園芸学部を卒業した彼女は、現在は官庁勤務、労働(職業安定)系統の仕事をしているそうです。

本の選択は、渋い。ぼくと同世代といっても通りそうだけど、じつはずっと若い人。宇野澤くんや大洞くん、志村さんと、きっといろんな話ができるだろうなと思い、うれしくなりました。まだお会いしたことのない大塚さん、よろしく!

ぼくは注意してなかったんだけど、プラネタリウムの大平さん、なぜかぼくの周囲でもすごく人気があります。こんど本を読んでみよう。


1.自分の考え方、感じ方、判断力の核をなす12冊

安倍能成ほか編『少年少女世界文学全集』(講談社、1959年)
高村光太郎「高村光太郎」(新潮社、日本詩人全集9、1971年)
コロナ・ブックス編『画狂人ホルスト・ヤンセンー北斎のまなざし』(平凡社、2005年)
トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』(志村正雄訳、筑摩書房、1992年)
岡本敏子『恋愛芸術家』(マガジンハウス、2001年)
寺田寅彦『柿の種』(岩波書店、1996年)
コンラート・ローレンツ『ソロモンの指輪』(早川書房、1998年)
ボリス・ヴィアン『心臓抜き』(滝田文彦訳、早川書房、2001年)
アゴタ・クリストフ『悪童日記』(堀茂樹訳、早川書房、1991年)
荒木経惟『センチメンタルな旅・冬の旅』(新潮社、1991年)
ガブリエル・ガルシア=マルケス『エレンディラ』(鼓直・木村榮一訳、筑摩書房、1988年)
ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』(岸本佐知子訳、白水社、2007年)


2.自分が専門と呼びたい分野の12冊(はたらくこと≒生きること)

石井光太『物乞う仏陀』(文藝春秋、2008年)
足立君枝『カンボジア はたらく子どもたちー足立君枝写真集』(連合出版 2009年)
是枝裕和『官僚はなぜ死を選んだのかー現実と理想の間で』(日本経済新聞社、2001年)
町田康『夫婦茶碗』(新潮社、2001年)
大平貴之『プラネタリウムを作りました—7畳間で生まれた410万の星』(エクスナレッジ、2003年)
松尾スズキ『12歳の大人計画ー課外授業ようこそ先輩』(文藝春秋、2006年)
吉本隆明『13歳は二度あるか』(大和書房、2005年)
辺見庸『もの食う人々』(角川書店、1997年)
見田宗介『まなざしの地獄』(河出書房新社、2008年)
内田樹『下流志向ー学ばない子どもたち働かない若者たち』(講談社、2007年)
杉村芳美『「良い仕事」の思想ー新しい仕事倫理のために』(中央公論社、1997年)
阿部真大『働きすぎる若者たちー「自分探し」の果てに』(日本放送出版協会、2007年)


3.「現代性」を主題とする12冊

楳図かずお『わたしは真悟』(講談社、2000年)
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』(日高敏隆・羽田節子訳、岩波書店、2005年)
リン・ディン『血液と石鹸』(柴田元幸訳、早川書房、2008年)
鬼頭莫広『ぼくらの』(講談社、2004年)
ビクトール・ペレーヴィン『眠れ』(三浦清美訳、群像社、1996年)
ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』(雨沢泰訳、日本放送出版協会、2008年)
モーセン・ムスタファヴィ『時間のなかの建築』(黒石いずみ訳、鹿島出版会、1999年)
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』(川田順造訳、中央公論社、2001年)
筒井康隆『残像に口紅を』(中央公論社、1995年)
柳父章『翻訳語成立事情』(岩波書店、1982年)
竹田青嗣『言語的思考へー脱構築と現象学』(径書房、2001年)
高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』(講談社、1997年)