同僚の林ひふみさん(中国語)が夏にボルネオに旅行して、その話を聞かせてくれた。
特にいいのはサラワク州だそうだ。州都クチン(猫の町、という意味)は美しく、そこからグヌン・ムル国立公園をめざせば、たちまち巨大な洞窟群と、緑濃く酸素も濃い熱帯雨林へ。おびただしい野生動物に驚きっぱなし。目も鼻孔も肺も洗われて、体が軽快になるのを実感できる。
もちろん、オランウータンも見られる(それが目的の人も多い)。オランウータンだけじゃなくて、テングザルをはじめとする各種の猿たちも、いたるところにいるそうだ。
しばらくまえから気にはなっていたのだが、行ってみたい。2004年にペナンで買ってきたマレー語/英語辞典をとりだして、しばしページをくってみる。
ところでひふみさんは、中国語の著書が10冊以上ある、中国世界の人気コラムニスト(新井一二三の名で書いている)。ぜんぜん知らない文化圏に詳しい同僚をもつことの楽しさを、いつも実感させてくれる。北京料理の達人でもある。