生田図書館ギャラリー・ゼロでの展示初日の朝、完成したてのDC系修士1年の大山宗哉くんの作品を見た。おもしろい! 暗闇の中、ガラスのケースの上にぽつんと、水の入ったグラスが置かれている。グラスに近づく手の動きに反応して、歌う風のような音が聞こえてくる。ケース内に浮かぶ光の線分と数字が、刻々と変わってゆく。天井の光はまるでオーロラのように踊る。
赤外線センサーが手の動きを感知し、それにしたがって4つのレイヤーに現われては変化する映像。みごとなできばえだ。
学外の方も、生田駅から歩いて見にゆく価値があります。会期中に、ぜひどうぞ。
ギャラリー企画の案はいろいろあるので、今後どう実現させていくか。フォトジャーナリストの佐藤文則さんの写真展を、できるだけ秋に。またアーティストの佐々木愛さんの現場での作品制作や、写真家の藤部明子さんの個展も、ぜひお願いしたいと思っている。
またぼくは明治大学アフリカ文庫の運営委員でもあるので、小企画としてアフリカ文庫にあるアフリカ関係の写真集の展示などもできるだろう。
驚くべきギャラリーになりそうだ。