Monday, 5 November 2007

第7回ディジタルコンテンツ学研究会のお知らせ

日時 11月17日(土)午前9時30分〜11時30分
場所 秋葉原ダイビル6F 明治大学サテライトキャンパス
ゲスト 平倉圭さん(イメージ分析・知覚理論/美術作家、東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)特任研究員)

平倉さんから当日のレクチャーについて、次のような刺激的なタイトルとメッセージをいただいています。

「分身と追跡」  平倉圭

2007年9月6日、APEC開催中のシドニーで、オサマ・ビンラディン容疑者に扮したコメディアンが逮捕された。翌7日、こんどはロイター通信がビンラディン容疑者の「新作」映像を入手し、米当局はその映像を「本物」と確認した。

2人のビンラディン「たち」は、映像をめぐる現在の状況をきわめて鋭く映し出している。本発表では、「分身」と「追跡」という言葉をキーワードとして、21世紀になって現れたいくつかの映像を例にあげながら、映像メディアの現在について考えてみたい。


平倉さんは1977年生まれ。現在の日本において美術と映画に関する最も先鋭的な研究者/批評家の一人であり、同時に美術作家としての活動でも注目されています。最近の主な著作に、「ベラスケスと顔の先触れ」 、「斬首、テーブル、反‐光学——ピカソ《アヴィニョンの娘たち》」(いずれも『美術史の7つの顔』(共著)所収、未来社、2005年)、「ゴダール、VJ」(『季刊インターコミュニケーション』、vol.62、2007年)などがあり、現在雑誌『10+1』で連載「インヴァリアンツ」が進行中です。

平倉さんのHPは以下の通りです。http://hirakurakei.com/

当日は併せて、参加者とのあいだで活発な質疑応答を期待したいと考えています。関連分野に関心のある方は、どなたでもぜひお気軽にご参加ください。

ダイビルは秋葉原駅電気街口前の高層ビル。すぐわかります。直接エレベーターで6階にお越し下さい。

http://www.meiji.ac.jp/akiba_sc/outline/map.html

開始はいつもより30分早く9時半です! よろしく。