Friday 6 June 2008

長く充実した一日

きょうはゼミのみんなとペドロ・コスタの『コロッサル・ユース』(Juventude em marcha 進みゆく若さ)を見に、イメージフォーラムへ。午前11時から、2時間半ばかりの強烈な映像体験だった。

http://jp.youtube.com/watch?v=GfCKm8ElQHo

ひとつひとつの場面の固定カメラの置き方が絶妙。驚き、につぐ驚き、につぐ驚き。ヴェントゥーラの背後にある物語は推測するしかないが、それが「わかるわからない」とは無関係に、強烈。

終了後、近くの老舗で名物オムライスを食べてから、アキバへ。

授業ではゲストが二人。中国からの留学生の于さんと札幌で古書店をいとなむ吉成くん。きょうは『武満徹対談選』(小沼純一編、ちくま学芸文庫)をめぐるディスカッションだったので、吉成くんには最後に(彼の先生でもある)詩人の吉増剛造さんのことをちょっと話してもらった。

吉成くん発行の『アフンルパル通信』掲載の吉増さんの手書き文字に、みんないい知れぬ衝撃を受けていた。

終わってからみんなでパブに。おもしろい話がたくさん聞けた。于さんの話からは、中国のいまの若者たちに対する日本のマンガの影響力の強さを実感。彼女のような人がどんどん入ってくれたら、DC系はほんとうに刺激にみちた場所になるだろう。

早速、今年から、中国、台湾、韓国の主要大学にも大学院案内のブロシュアを発送することにしたい。