堀江敏幸さんの『なずな』が好評です。心の余裕がなくていまのいまは読めないんだけれど、学期が終わったら24時間を確保して、その本を読むためだけの一日を作りたい。
その堀江さんのインタビューが「朝日新聞」6月14日夕刊に出ていて、いい言葉がありました。
「計画なしで書き始めたので、小説に子供が出てきた時には『大変なものを預かってしまった』と思った。連載した文芸誌の締め切りと共に毎月、赤ん坊がやってきて、僕も主人公と同様に、どうしたらいいのか考えながらの執筆でした。その切迫した感じが主人公に投影されたと思う」
おもしろい!
『ろうそくの炎がささやく言葉』には、堀江さんは長い詩を寄せてくれました。お楽しみに。