Saturday, 7 September 2013

読売書評 #40

8日掲載です。岩合光昭『イタリアの猫』(新潮社)。岩合さんの手にかかると、猫がほんとうに高貴でかわいい動物に見えてきます。のんびりページをめくって、いつまでも楽しめる写真集。

「水牛」9月号

ウェブマガジン「水牛」には「写真論」と題した短い詩の連作から2つ。次号で2つ、その次で3つ発表し、7つで完結するつもりです。読んでみてください。

「すばる」10月号

連載「旅ときりぎりす」、10月号は「ハワイ島」です。ぜひごらんください!

南相馬への旅

その大会が終わって、つづく9月2日と3日は、会員有志14名による南相馬への旅となりました。いまこの土地でフロッタージュ制作プロジェクトを進行中の岡部昌生さんの作品を拝見し、ついで津波によって「浦」に戻った地帯を見学しながらフロッタージュ作品の制作体験。陸地に打ち上げられたテトラポッドにつく小さなふじつぼたちの生命に、ふるえるような感動を覚えました。

ついで翌日は、やはり津波のあとの生態系の変化を、自然部門の学芸員の方のご案内によって見てまわりました。それから海岸にあった海水浴場が受けた破壊の大きさ、重さに、ずしんと強い衝撃を受けました。ついで最後に世界に誇れる南相馬市立中央図書館見学。多くのことを次々と考えさせられる、充実の小さな旅でした。

この企画は、南相馬市立博物館および福島県立博物館、そして南相馬市立中央図書館の全面的なご協力によって可能になったものです。当日もずっとおつきあいいただいた博物館スタッフのみなさま、ほんとうにありがとうございました。

そして岡部さんのアーティストとしての偉大さを、改めて痛感する機会にもなりました。指先の感触を認識の道具とし、世界をそのままに擦り取る。大きな破壊をこうむった土地で、具体的な希望への感触を強烈にしめしてくれる、すばらしい作品群でした。これからも、その制作はつづきます。岡部さんが着実に、まさに全身全霊をこめて残してゆく痕跡を、じっと見てゆきたいと思います。


ASLE-Japan 文学・環境学会

本年度のASLE-Japan大会は8月31日と9月1日、白百合女子大学を会場として開催されました。初日は纐纈あや監督による映画『祝の島』上映とディスカッション、そしてドリアン助川のアルルカンシアター『ブカレスト=プノンペン=フクシマ』が、いずれも観衆に大きな感銘を与えました。

2日目は2つの部屋に分かれてのエコロジー批評の研究発表。最後に、生態系を主題とするファンタジー小説の作者である舟崎克彦さんの基調講演(舟崎さんは白百合女子大教授でもあります)。

きわめて充実した2日間でした。大会実行委員長の岩政伸治さん、ありがとうございました。

人間世界と自然の境界面をじっと考え、想像力によって次の位相を考える環境文学は現代の地球社会にとってきわめて重要な分野です。ASLEは文学研究者のみならず、あらゆる人々に開かれています。

来年度は11月22〜24日、沖縄本島北部の名護で開催する予定です。この機会にぜひ入会してください。一緒に沖縄に行きましょう!

Saturday, 24 August 2013

31日はドリアン助川さんと!


本年度の「ASLE-Japan/文学・環境学会」全国大会は来週末、31日と1日に、白百合女子大学(京王線・仙川)で開催します。

今年のキーノート・スピーカーをお願いしたのは、われらがドリアン助川さん! 彼のとっておきのパフォーマンスを見せてくれることになっています。 

この部分は一般の方にも公開します。ご興味のある方は、ぜひおともだちとお誘い合わせの上、見にきてください。

8月31日(土)15時50分〜17時50分
白百合女子大学カフェテリアにて

創作家ドリアン助川氏のアルルカンシアター
「ブカレスト〜プノンペン〜フクシマ」

ドリアンさんの歴史的ヴィジョンにふれて、見えていなかったことを考える機会になればと思っています。特に、高校生、大学生のみなさん、ぜひどうぞ。

Friday, 23 August 2013

十和田奥入瀬ツアーへ

9月21日から十和田奥入瀬芸術祭がはじまります。これに合わせてAIT主催のツアーあり。

http://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2013/08/towada-oirasetour.php

個人で行くより、かなり安上がりです。初日の夕方には、ぼくの新しい詩集『時制論』(左右社)の朗読会も。

秋の青森を味わいたい人は、ぜひどうぞ。