中延の名店・隣町珈琲で、結城正美さん(青山学院大学=環境文学)、奥野克巳さん(立教大学=人類学)とぼく(明治大学=比較詩学)の鼎談イベントを開催しました。題して「環境人文学をヒントに考える<人間>とは何か?」。結城さんが編集された画期的な論集『モア・ザン・ヒューマンの物語 環境人文学10のシークエンス』(ミネルヴァ書房、2025年)の関連イベントです。
同書の冒頭にあるのが2023年12月22日に青山学院で行った、この三人の鼎談記録「環境人文学の冒険」で、今回はいわばその続編。2024年度に開設した青学〜立教〜明治の3大学院による「環境人文学共同プログラム」(3つの大学院で授業をとり、修士課程修了時にはプログラム修了の証書がもらえる)の初の修了生が2026年3月に修士号を取得したこともあり、この分野をさらに育ててゆくにはどうすればいいかの意見交換会でもありました。
多くのお客さまに来ていただき、またオンラインでもいくつもの質問をいただき、よい議論ができたと思います。特に、オンラインできわめて的確に問題点を整理してくださった本橋哲也さん(イギリス演劇)、ありがとうございました!
人文系諸分野を統合しつつ、地球における生命のあり方、ヒト社会の生き方を考えるこの分野。その重要性はこれからいっそう明らかになっていくでしょうし、それは大学の制度そのものに見直しを迫るものになるかもしれません。ぜひ注目をおねがいします。