Saturday, 17 March 2012

ありがとう、フランシスコ、ナターシャ

13日(火)。ドキュメンタリー映画『プリピャチ』上映後のアップリンクで、『チェルノブイリ、家族の帰る場所』の作者ふたりと対談をしました。

スクリプトのフランシスコはぼくと年齢も近いのですが、なぜか「シャイなスペイン人」という新しいカテゴリー! 考え込みつつ、うつむきつつ、小さな声で受け答え。一方、母親がリオ・デ・ジャネイロ出身のブラジル人でイビサ島で育ったナターシャは、若い陽気なモレーナ(褐色の肌の女性)。さすがに絵がむちゃくちゃにうまく、ぼくのリクエストに答えてあっというまに牛のイラストを描いてくれました。

楽しかった! そしてかれらが生んだすばらしい作品が、これからさらに日本で読者を獲得してゆくのを見守りたいと思います。それは日本もスペインもなく、ウクライナもベラルーシもなく、私たちすべてが共有する問題のため。

チェルノブイリと福島をつなぐ歴史的/地理的な線を、みんなで考えてゆきましょう。