Sunday 21 March 2010

「嗜み」のクロスカルチュラル・レヴュー

「嗜み」の新装刊1号(文藝春秋)から始まったのがクロスカルチュラル・レヴュー。おなじ対象に2人の評者がレヴューを書き、それを並べて載せる、刺激的な試みです。評者の側の緊張感も高まり、目や耳もその分、真剣に。これからしばらく、ぼくも寄稿します。

1号では、『MARIO GIACOMELLI 黒と白の往還の果てに』(青幻社)を、大竹昭子さんと。そして東京都現代美術館で開催中の「MOT アニュアル2010 装飾」を五十嵐太郎さんと。

自分の文をほっとして書き終えてから、大竹さんや五十嵐さんの文を読むと、ああ、なるほどと思うことばかりで、大いに教えられます。書いていてこれだけ楽しませてもらえる場は、少ないかも。

でもこれって、作文の授業なんかで学生たちにいつも強いてきた状況? ともあれ、書評、映画評、展評などに、そのつどどなたかの組み合わせで、とりくんでみます。