ユーラシア旅行社刊行の雑誌「風の旅人」フランス語版が、ついに完成! フランス語版のタイトルは、直訳すれば「天の自由な遊びにまかせて」といった感じです。神々の遊びに翻弄される人間世界、あるいは、彼岸につねに影響を受ける此岸、という含みでしょうか。
ぼくは「風の旅人」39号掲載のエッセー「歩いてゆく」を、自分でフランス語に訳してみました。もちろん、ネイティヴ・チェックがなければ使えるレベルにはならないので、若き友人ケイ・オーサワに校閲を頼みました。おかげで、100倍はよくなった!
日仏混血で東京、サンディエゴその他で育ったケイは、現在エコール・ノルマル・シュペリウールの学生。フランスの知的中枢というべき超エリート校の秀才です。いまは東京に住み、主に東大博物館の企画運営の手伝いをしています。ありがとう、ケイ!
フランス語の文章が活字になったのは初めて。フランス語での発表も数年前の一橋でのシンポジウム以来やってないので、これからはちょっとずつ、そんな機会を作っていきたい。