きょう14日の東京新聞/中日新聞の「土曜訪問」に出ています。先週が内藤礼さんだったのも不思議なシンクロ。早くもオンラインで読めるのに驚いた。
とはいえこうした聞き書きのつねで、小さな誤解が入ってくるのは避けられない。ちょっとだけ訂正させてください。
ぼくが「クレオル文学」という呼び名を使うのはクレオル語で書かれているか、会話の大きな部分がクレオル語になっているものだけ。英語圏のウォルコット、キンケイドはもちろん、フランス語圏のコンデやグリッサンも「クレオル文学」と呼んだことはない。「カリブ海文学」ないしは「アンティーユ文学」。
アメリカに最初に留学したのは、20年前ではなくほとんど30年前。
『ホノルル、ブラジル』と『本は読めないものだから心配するな』はまったく内容も性格もちがう本で、後者はいわば『コヨーテ読書2』としての意味をもっている(これだけ、ちょっと強調)。
まあ、小さなことばかりですが。生田まで取材に来ていただいた大日方さん、どうもありがとうございました。
いずれにせよ、来年こそグリッサンを出さなくては。