白水社の須山さんのお通夜に参列。雨の中、少なく見積もっても300人以上の人が集まっていた。オイオイとあきれられつつも愛されていた人柄の偲ばれる、無宗教の、いい集いだった。
彼の職場・白水社の及川さん、友人+著者として清岡智比古さん、バンド仲間の清岡秀哉さん、やはり友人+著者の中島岳志さん。どのお別れの言葉を聞いても、もらい泣き、泣き笑い。楽しいスライドショーを見ながら、悲しみの中に明るさの灯る別れ。こうありたいものだ。
もらったCDは、かれらが中1のときに録音したオリジナル曲集。帰宅してこれを聴いて、抱腹絶倒。久住ブラザーズの『中学生日記』そのままの世界!しかも感覚が強烈にパンク。
かれら(1963年生まれの学年)が中1ということは、1976年だよ。すごい!パンクに先行してパンクじゃないか。セックスピストルズ、出直せよ。パンクの発祥は日本の中学生だった。そんな忘れられた歴史は、誰かが思い出さなくてはならない。
まあ誰もがたかだか半世紀の前後でこの世を去ってゆくと思えば、すべての別れは一時的なもの。またどこかでみんなで会って、こんどはパンク中学生的ジャムセッションにぼくも加わろう。ドラマーの岳ちゃん、そのときはよろしく!