Monday, 29 October 2007

「現代詩手帖」11月号 pp.192-193

「現代詩手帖」11月号に、越川ロベルト芳明さんの新著『ギターを抱いた渡り鳥――チカーノ詩礼賛』の書評を書きました。越川さんは明治大学文学部教授。日本の代表的アメリカ文学者の一人である彼が、十年の月日をかけてアメリカ/メキシコ国境地帯を旅し、両国のあいだにひろがる地理的=政治経済的=社会文化的ボーダーランズの詩人たちの声を書き留めてきた、その記録です。

一つの焦点となる合衆国南西部は、ぼくにとっては、かつて5年間暮らした地域。読んでいるとまた訪ねたい場所や人の顔が、いくつもよみがえってきます。そして初めて訪ねてみたい場所も、たくさん。来年はひさびさにアメリカに行こうかと思いました。