サンタクルーズでは小説家のエリザベス・マッケンジーが自宅の庭でぼくの詩の朗読会を開いてくれました。
まずぼくが自作のWalking Poems から3片、Waves of Absenceから3片、ついでトマス・ブルックとのかけあいで「雨ニモマケズ」をバイリンガル朗読。これは柴田元幸さんとぼくとの定番ですが、シアトルで柴田さんとぼくがやるのを2回見たトミーが柴田さんの英語パートをひきうけてくれました。
最後にオレゴンでの朗読のために訳した「二つの夜、おなじ夜」(朗読劇『銀河鉄道の夜』より)を。それからは、聴衆として集まってくれたサンタクルーズ在住の詩人、作家、翻訳家たちが、それぞれ自作を読んでくれて、初夏の気持ちのいい夕方になりました。
リサ(エリザベスの愛称)の小説を、ぼくは明治理工の英語の授業で教材として使ったことがあります。Stop That Girl というユーモアとほろ苦さが絶妙にブレンドされた傑作長篇小説。すごく元気のいい感じの話なので、数年前、作者と初めて会ったときにはそのものしずかなたたずまいとの落差に驚いたくらい。
リサ、そしてサンタクルーズのみなさん、ありがとうございました!