Wednesday, 20 March 2013

3月11日のセットリスト

11日のレイニーデイで第1部に読んだ詩のセットリストを備忘のために記しておきます。第1行のみ。全8片。

(『島の水、島の火』より)
 波に洗われた土地に倒れた桜が
 長いあいだぼくは地水火風という
 幼いころ海岸に住んでいた私と姉は

(『海に降る雨』より)
 火山は火山ごとのむすびめだった
 どうしても海岸に引き戻される
 屈強な石工の体をもってかつて
 ある南島の温暖な冬、おだやかな愛の島で
 歩きながら泳ぐような動作で

1片が約1分40秒。河合監督の映像作品を流しつつ読みましたが、事前の打ち合わせはいっさいなし。詩の語句と画面がシンクロしたように見えた部分は、すべてまったくの偶然です。ふしぎ。