11日のレイニーデイで第1部に読んだ詩のセットリストを備忘のために記しておきます。第1行のみ。全8片。
(『島の水、島の火』より)
波に洗われた土地に倒れた桜が
長いあいだぼくは地水火風という
幼いころ海岸に住んでいた私と姉は
(『海に降る雨』より)
火山は火山ごとのむすびめだった
どうしても海岸に引き戻される
屈強な石工の体をもってかつて
ある南島の温暖な冬、おだやかな愛の島で
歩きながら泳ぐような動作で
1片が約1分40秒。河合監督の映像作品を流しつつ読みましたが、事前の打ち合わせはいっさいなし。詩の語句と画面がシンクロしたように見えた部分は、すべてまったくの偶然です。ふしぎ。