Saturday, 25 February 2012

『ポルトラーノ』イベント

19日、日曜日。千駄ヶ谷のビブリオテックでの『混成世界のポルトラーノ』(左右社)刊行記念イベント。

林ひふみ+清岡智比古の第1部は、さすがに抱腹絶倒。カリスマ教師ふたりの魅力をたっぷり味わえました。話し上手のこのふたりに対して、第2部は沈黙のふたり、倉石信乃とぼく。互いにひとこと話しては「……」が30秒つづく、といったゴドー待ち的舞台になるかとひやひやしましたが、さすが劇作家・俳優でもある倉石さんのおかげで、いちおう格好はついた模様。

それから全員が短い作文を朗読、そのようすがYou Tubeで見られます。清岡さんのブログから飛んでください。

http://tomo-524.blogspot.com/2012/02/blog-post_24.html

ここで種明かし。「ポルトラーノ」という単語をぼくが最初に使ったのは、1987年に港千尋、旦敬介と一緒に作った旅行英会話本シリーズ「ことばのポルトラーノ」(朝日出版社)において。なかなかよくできた本だったのですが、もうどこにもないでしょう。

女の子がひとりで旅行するときに必要な英会話センテンスを、例文=旦くん、ストーリー=ぼく、旅行情報=港くんでまとめ、ニューヨーク、ロスアンジェルス、ホノルルの3都市分、3冊を作りました。写真は主に港、ただしホノルル編だけはみんなで撮っています。

こうして、ぼくにとって、「ポルトラーノ」は協同のしるし。今回の科研費グループでの研究は、また将来、続編をやるつもりです!