フランスの作家で現在、京都在住のミュリエル・バルベリ。彼女とマンガ家の谷口ジローの公開対談が11月5日、日仏学院で行なわれます。
谷口さんの作品は続々とフランス語に訳されていて、書店では『孤独のグルメ』なんかが平積みになっているとか。バルベリさんが彼のファンで、今回の対談が決まったようです。司会を務めるのは、わが同僚、清岡智比古さん。
バルベリさんの『優雅なハリネズミ』は、フランスでは102万部という大ベストセラー。
http://www.livreshebdo.fr/actualites/DetailsActuRub.aspx?id=1821
ぼくはまだ読んでいないけど、まもなく日本語訳が出る模様です。
彼女ももともと哲学教師ですが、フランスのおもしろいところは哲学者たちの多くが小説を書くこと。現代の女性作家では、たとえば昨年来日したシルヴィー・ジェルマンもそうでした。そのジェルマンさん、いま写真家の畠山直哉さんの写真集『シエル・トンベ』のためのテクストを執筆中だそうです。
ぼくは哲学者でも作家でもありませんが、清岡さんは(じつは!)小説家でもあります。この対談の進行には、うってつけの人。ぼくは谷口さんのファンなのでぜひ行きたいけど、その日はちょっと微妙。みなさん、ぜひどうぞ。