Friday, 6 December 2013

12月か!

ああ、今年も12月。早いね。

12月は、まず3日(火)に明治大学中野キャンパスホールにて大川景子監督のドキュメンタリー『異境の中の故郷 作家リービ英雄52年ぶりの台中再訪』上映会を行ないました。

第1部として、Port Bのプロジェクト(フェスティバル/トーキョー参加作品)「東京ヘテロトピア」の総括報告を、ポルト刊行リサーチセンター主任研究員の林立騎さんがみごとにこなしてくれました。ついで高山明さんのコメントも。ぼくは作家として温又柔さん、小野正嗣さん、木村友祐さんとともに参加しましたが、かけねなく、きわめて重要でアクチュアルな作品になったと思います。

まだ体験していない人は、ぜひこの週末(8日が最終日!)にどうぞ。

ついで第2部。50分強の作品ですが、感動的でした。リービさんとその愛弟子・温又柔さんの台中への旅。日本語表現のすべてを相対化するふたりの言葉は上映後のディスカッションでも輝いていました。

この作品の上映会、今後も企画していきます。ぜひどこかの時点でごらんください。ぼくは「プロデューサー」としてクレジットされていますが、台中の現地での協力者、東海大学の笹沼さんや燕先生の努力なくしては実現しない企画でした。改めて、ありがとうございました。

このビデオ作品、「東京ヘテロトピア」との接続がみごとに果たされました。これから2020年にむかって集団的な健忘症を強いられることになる、われらが東京。その300の地点に埋もれた物語を、これから数年かけて発掘してゆくつもりです。

みなさん、また会いましょう!